sage de cret

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2008.12.10

ワードローブをサポートしたい

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フォーマル、ワーク、ミリタリー...様々な表情を持ちながら、どのアイテムにもブランドらしさが宿る sage de cret。
このページ「・・・」では商品とは違った角度からものづくりの背景にスポットを当て、ディレクター千田氏へのインタビューを通してブランドの世界観をひもときます。

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── sage de cret のアイテムは商品によって様々な世界観を持っていますが、そういったものが生まれてくる源流にある、ブランドのものづくりの原点はどんなところにあるのでしょう。

千田(以下C):まずsage de cret をスタートをする時にブランドコンセプトを決めました。
このサイトの「Concept」にあるものですね。

  「自分のスタイルを持ち 自分のスタイルで着る
   そんな男性の wardrobe をサポートします。」

C:これはいわばブランドの使命で、スタート以来いまも変わりません。
トータルコーディネイトやライフスタイルという大げさなものではなく、服を着ることを楽しむ人が、自分の持っている服と合わせられる、自分たちの作るもので裏方としてそれを引き立てられたらという思いですね。
お客様に似合うもの、好みの服なんかと一緒にクローゼットをサポートできる、そういう服を作っていこうと。

──ブランド名からもそんな思いが伝わってきますね。

C:ブランド名はけっこう時間をかけて考えましたね。「sage」は「賢明な、分別のある」、これはすぐに決まったのですが、ここから語感なども考えながら最終的に「宣言する」とか「布告する」、「政令」っていう思いで「decret」。


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──ひとつのブランドとしてはアイテムの世界観の幅が広いですよね。

C:これもブランドスタート時から大事にしていることですが、誤解を恐れずに言うと、ブランド自体をひとつのセレクトショップみたいにしたかった。

──セレクトショップ?

C:例えばカジュアルなブランドだと、ドレスラインに寄せたジャケットやコートを作ってもそれがブランドらしくカジュアルに寄せたデザインになっていく。
でもセレクトショップは、お店の考えの元にある程度幅の広いテイストのものが揃っていている。うちの服はドレスラインのデザインはかちっとした場所に着ていけて、カジュアルなものはちゃんとカジュアルであってほしい。
ただ、デザインの幅を広げると、下手をするとひとつのブランドとして見えてこなくなってしまう。
だからそこですごく大事になってくるのが、これも「Concept」に掲げていることだけど、「バランス」。
シルエットだったり、洗いなどの加工、ポケットやステッチの位置、生地自体の色やパーツの配色、ボタンやファスナーなどの附属、そういう一見なんとなく見えているもののバランスをすごく大事にしてます。

──バランスは1カ所が崩れるとすべて変わってきてしまいますよね。
デザインがから実際に製品となる過程でも、少しづつ変わってきてしまいませんか。

C:僕が描いたデザイン画をパターンナーが実際の形に起こしてくれるんだけど、そこでの打ち合わせがすごく重要で、ひとつひとつを本当にミリ単位で伝えて形にしてもらうんです。
そうすることでかっちりしたものもカジュアルなものも同じひとつのブランドの服になる。
うちの服を扱ってくれるお店によっては、取扱いがうちのラインナップのカジュアルな商品だけだったり、フォーマルなものだけだったりするところもあるけど、うちのブランド自体に幅があるからこそその中からチョイスしてもらえてるんだととらえてます。
そういうバランスを大事にしていくことで、お客様のワードローブをサポートできたら、うちの服を楽しんでもらえたらうれしいですね。


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About〈・・・〉

ディレクター・千田仁寿が、〈CHENTO OTTO〉〈DEZART〉を経て2001年より始めた。
〈サージュデクレ〉とは、「賢明な」を意味する仏語の「sage(サージュ)」と「布告」という意味の「decret(デクレ)」を掛け合わせた造語。
ステッチやジッパー、ラインやフォルム、染めや素材、縫製に至る細部にまで、一枚の洋服における様々な役割について、考え抜かれたワードローブを提案している。
また、ブランドの基本概念としてワーク、ミリタリー、トラディショナルこそメンズウエアのベースであると主張。洋服の歴史的な背景や伝統は重んじながらも、既成概念に捕われ過ぎないデザインと、洗練されたギミックを上手く表現している。
そのため、高いファッション性を備えながら、どこかリアリティを感じさせるブランドに仕上がっている。ここ「・・・」では千田の声を通してブランドの世界を紹介します。